ジュニアプログラミング検定では、プログラムの作り方が順番に書かれた手順書(てんじゅんしょ)にそって、プログラムを作っていきます。
これは、ゲームを作るときも同じです。まず、どんなゲームを作りたいかを決め、そのゲームを作る手順を書いた「設計書(せっけいしょ)」を作ります。そして、その設計書を見ながらプログラムを作っていくのです。
設計書は、自分で書いて自分で使うこともありますが、ほかの人が書いた設計書を読むこともあります。そのときに大切なのが、「書いてあることを正しく理解する力」、つまり 読解力(どっかいりょく) です。
ジュニアプログラミング検定では、手順を読んでプログラムを作る力(読解力)が試されます。
エントリー級の問題
エントリー級(いちばんやさしいレベル)の問題は、手順がわかりやすく書かれています。文章を読めば、どのブロックを使えばよいのかがすぐにわかります。

これは、プログラミングを始めたばかりの人でも作りやすいように工夫されている特別な文章です。でも、初心者を卒業するには、もっとふつうの文章からプログラムを作れるようになることが必要になります。
レベルが上がると文章が変わる
ジュニアプログラミング検定の問題は、レベルが上がるにつれて、文章の書き方が変わります。
ブロンズ級では、ブロックに書かれている言葉とはちがう言葉で手順書が書かれています。
たとえば、
- メッセージ「おしまい」を受け取った時、ステージから消える。
- 変数「文字数」が「1」から「10」までのランダムな値になる。
- メッセージ「スタート」を受け取ったとき、ずっと、繰り返し、次のコスチュームに、「0.1」秒ごとに変わる。
のように書かれていますが、実際に使うブロックは 「隠す」 や 「乱数」 のブロックです。
このように、文章を読んで「どのブロックを使えばいいのか?」を考える力が必要になります。だから、言葉の意味をしっかり考えて、プログラムを作る力をつけていきましょう!