
sonarさんによるドットの基礎とアバター制作・改変のヒントです。素体を改変してドット絵を描くためのヒントがあります。pasocafe00的には色数とアンチエイリアスについての話が興味深かったです。
素体画像
【基礎】 色数は管理し切れる範囲内で増やす
「ドット絵」というと少ない色数でやりくりするイメージを持たれているかもしれませんが、.pngの普及等により現在は使用色に制限がかかることはほぼありません。かといって、普通は32px四方のドット絵に256色使い切ることもありません。
単純に色をたくさん使えばリッチな仕上がりになるかと言えば、そういうものでもありません。使う色と使い方による上、特に今回のようなアニメーション用ドットでは後から非常に面倒な思いをする羽目になりかねません。
少なくとも改変作業自体に慣れるまでは、まず明暗や色味の違いがきちんと見分けられる程度の色で塗り分け、その後必要に応じて間を埋める色の追加を検討することをおすすめします。
私個人としては、このサイズのドットでは大きいパーツで固有色(ベースカラー)1に対して影1+輪郭1+アンチエイリアス(または2影)1の計4色、必要に応じて+ハイライトで5色あれば概ね必要十分だと思っています。また、小さなパーツの場合は固有色だけで済ませたり、既に作ってあった中で明るさが近く色味も遠くない色で代用したりしています。基本的に色数を増やすことによる作業上のメリットはないからです。
アンチエイリアスについて
「ジャギってるな」と感じた箇所 をなめらかにするためのテクニックがドットの整列やアンチエイリアスではありますが、それをやるかやらないか、どの程度までやるかは個人の自由です。
ドット絵に「こうすればこう見える」こそあれ、絶対的な「これが正解」はありません。アンチエイリアスに限らず、必要な規格の中で理想に近い作風のドット絵を探し、技術的な参考にするのが良いと思います。