データサイエンスとはインターネットに蓄積されるビックデータをAIを使って分析し活用する学問分野である。新しい学習指導要領では、小学校、中学校、高校を通して「データの分析」や「データの活用」を行うデータサイエンス教育の必要性が示されている。Society5.0(ソサエティ5.0)の時代にはデータを上手く活用し分析できる人材が必要とされている。
Society5.0(ソサエティ5.0)はサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のことである。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すものである。
身近で簡単な例で言えば、皆のテストの成績を分析するのに、平均はよく使う。1組と2組の平均が同じなら、2つのクラスに差はないと思うだろう。ところが標準偏差というのを使えば、2つのクラスに差があることがわかる。
また、データを数字だけで見るのではなく可視化することも重要である。データ可視化とは、数値データだけでは確認しにくい現象や事象を、グラフ・図・表などの目に見える形で表現することである。
