人間が考える通常の論理的思考とプログラミング的思考が異なる場合がある。その典型例が再帰 である。
再帰的(recursive:リカーシブ)な構造とは、自分自身(n 次)を定義するのに、自分自身より 1 次低い部分集合(n−1 次)を用い、さらにその部分集合は、より低次の部分集合を用いて定義す るということを繰り返す構造である。このような構造を一般に再帰(recursion)と呼んでいる。
ハノイの塔は再帰の典型的な例である。ハノイの塔とは以下のようなパズルである。 「3本の棒 a、b、c がある。棒 a に、中央に穴の空いた n 枚の円盤が大きい順に積まれている。こ れを1枚ずつ移動させて棒 b に移す。ただし、移動の途中で円盤の大小が逆に積まれてはならない。

再帰のもう一つの代表的な例としてリカーシブ・グラフィックスがある。これはグラフィックスの世界を解析的に表現せずに、再帰的に表現しようとするものである。再帰を使うと自然に近い図形(入り組んだ海岸線や樹木)が簡単に表現できる。
